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~NIGHT WALKER~

zuunama.exblog.jp

ナマズを求めて深夜の徘徊...。

<雛祭り>

雛祭りですね。
皆さんの家庭ではお雛様を飾りますか?
女の子の居ない家庭ではあまり関係ないかもしれませんね。
又、女の子の居る家庭でも最近は雛人形など飾らない家庭が増えている様です。


さてさて、のっけから鯰釣りに関係のない話で

『おいおい!キサマ頭大丈夫か?』


とかお思いでしょうが、いやそんな傷つく事言わないで下さい。(泣)
今日は『雛祭り』と言う事も有りますので、『雛人形』についてお話ししたいと思います。
ちょっと怖いかもしれないので、恐がりな人はオシッコに行ってから読んで下さい。
心臓の弱い方はあらかじめ叩いておけ!




『雛祭り』


歴史を遡ると、雛人形の原型は『流し雛』に見られる様に一種の厄よけの儀式だったそうです。

その紀元は古く、平安時代中期、約1000年前にまで遡り、その頃の人々は、3月の始めの巳の日(上巳の節句)に無病息災を願う払いの行事をしていたとされています。

陰陽師を呼んで天地の神に祈り、季節の食物を供え、人形にその年の自分の災厄を託して海や川に流しました。
つまり、霊力が有るとされている人形に災いを移して、身代わりになってもらうと言う事です。


時を同じくして、上流階級、貴族階層の少女達の間では『ひいな遊び』というものが盛んに行われていました。

『ひいな』とはお人形の事で紙や藁などで作った人形で遊ぶ、現代の『おままごと』の様なものです。


この、『流し雛』の厄よけの行事と『ひいな遊び』が結びついたのが『雛祭り』とされています。

現在、関東地方では『流し雛』と言うのは大々的には行われていない様ですが、一部そのような信仰を持った方で個人で『流し雛』を行っている方も居ると聞きます。






さてさて、深夜の多摩川で釣りをしていると、様々なゴミが流れている(浮いている)のが目に付くと思います。

ビニール、ペットボトル、空き缶、布切れ、etc...

川はキレイにしなくてはいけませんね。



しかし、そんな中たまに『ギョッ』とするものが流れてくる事が有ります。


そうです...








『人形』です。










川に人形が流れている...







何とも不気味さが漂う感じなのですが、人形と言ってもその形は色々ありまして、日本人形の様なものや、おもちゃの(洋風な)ビニールの人形。
ちょっと怖い所では、紙を人形に切ったもの等...


それらは、上記に書いた様な雛祭りに際して、幼子の厄を身代わりとして流す『流し雛』の可能性もありますが、雛人形に限らず魂が宿ってしまった各種人形などとの縁切りの意味合いを含めたいわゆる『呪術』の為に流された人形である可能性もあります。




何故川に流すのか?





昔から川には悪しきものを清める『浄化作用』が有ると言われています。
川に流す事によって、清められる、浄化(成仏)させられるとの思いから、流すのではないでしょうか。

どちらにしても、川等に流れている(又は漂着している)人形を拾い上げたり、ましてや家に持ち帰る等(そんな方は居ないと思いますが...)は絶対に止めた方が良いそうです。


『人形が可愛そう』


等と、妙な哀れみの心等を一般人が持ってもロクな事は有りませんからね...

人形に封じ込められた災いが降り掛かるかもしれませんし、宿った魂に取り憑かれるかもしれませんよ...


もし、皆さんが釣りをしていて人形が、又は人形の様なものが引っかかってしまったら...



そっと針を外して川に流して上げて下さい。
くれぐれも、人形を拾い上げない様に...








あなたの釣り場に人形は流れて来ますか?
by zuunama | 2008-03-03 21:17 | 怪談

by zuunama