<俺の息抜き>
久々に、サクっと出撃!
いつものポイントに着くと風はほぼ無。
この日は、熱くもなく寒くもない丁度良い気温。
誰もいない深夜の河川敷...
聞こえるのは
時折、弱く吹く風に
コレですよ!コレ!
エルフさんが大好きな鯰釣りのシチュエーション!
日々、時間と仕事に追われるストレス社会において、息抜きの時間は必要不可欠です。
エルフさんの場合はそれが『深夜の鯰釣り』です。
(まぁ、他にも
コレで釣れれば文句無しなのですが、
野〜場糸!(泣)
なかなか思い通りに行かないのは、エルフさんの恋愛人生と一緒です。(泣)
さてさて、ちょっとココで、
<エルたんの多摩川ワンポイント鯰講座!>
よく鯰釣りを語る上で、
『居れば一発で食うから鯰釣りは簡単だよ!』
なんて言う方がいらっしゃいます。
その言葉を鵜吞みにした初心者が2,3投して釣れないから移動...
そして、その繰り返しで結局ボウズもしくはたまたま釣れた1匹のみ...
で、結局
『何かココあんまり釣れないや...』
ってのが良くあるパターンです。
『居れば一発で食う』
確かに、半分は合ってます。
しかし、コレは人里離れた小規模河川や用水路等の川幅、水深の無いポイントの場合です。
多摩川の様な大規模な河川の場合は必ずしもこの言葉は当てはまりません。
大規模な河川の場合、鯰の絶対数は小規模河川や用水路なんかよりずっと多いです。
しかし、広大な河川に広範囲に散らばっている為、一つもポイントでボコボコ釣れる事は稀です。(例外として、好条件が揃っていて溜まっている様な場所もありますが。)
また、河川中央部は水深も有るので、ココに居る奴はよっぽど活性の高い場合を除いてTOPで釣れる可能性は限りなく低いです。(沈み系のルアーで釣るなら別ですが。)
従って、広範囲を歩き回って探って行くというのが大規模河川でバイト数を出すスタイルです。
いわゆる『RUN GUN 』ってヤツです。
もちろん、小規模河川や用水路でも1カ所で粘るのではなく移動しながら打って行くのですが、その移動距離は大規模河川の場合遥かに多いです。
『多摩川鯰は足で釣れ。』
と言う格言が昔から有るくらいです。ええ、ウソです。
そして、大規模河川ではもう一つの釣り方が有ります。
『鯰を寄せて釣る』
という方法です。
ココで、
『コマセか!』
と思ったあなたはサナギ粉の匂いと自分のオレンロンの匂いでも嗅ぎ比べてなさい!
ココでの『寄せて釣る』というのは匂いでは無く『音』です。
もともと、鯰は音に反応する魚です。
音を頼りに餌に近づきます。
『水流の変化とか生き物が出す微弱な電気とかもあります〜!』
って声も聞こえてきますが、そんなの解ってるから取りあえず黙っとけ!と言いたい。
で、その方法と言うのは、
ただ投げ続けるだけ。
...。
...。
えぇ、それだけですけど...悪い?
いやいやいや、簡単な事程、実は奥が深いんですよ。(いや、あんまり深くないかも...)
ポイントは何処でもって訳ぢゃないです。
沖に(ルアーの届く距離ね。)深みが有って手前が一気に浅くなる場所。
遠浅で沖にカケ上がりが有る場所って言った方が解り易いかな...?
手前のシャローは流れがあまりきつくない方がGood!
使用ルアーは、JTジッター(クリッカー)を自分は使ってます。
ノーマルよりはなるべく音の出る(ブレードやペラの付いた)物を使用します。
最近、発売されたボーン素材の奴なんかは結構調子良いです。
『おいおい!音で寄せるんだったらもっとジャラジャラガシャガシャうるさい奴使えばよかっぺ?』
って声が聞こえてきますが...
ブヒ〜〜〜〜〜ッ!60点
確かに、もっと音のうるさい奴の方が遠くの鯰の集魚効果はあるでしょう。
しかし、集魚効果は有っても食わせる力は別だったりします。
もちろんその時の活性にも因りますが、寄っては来るもののうるさすぎて食わないと言う事が結構有ります。
(寄って来たのにうるさ過ぎて食う前に速攻でスレちゃったりとか...)
散々やって食わなくて、その後ノーマルジッター(ラトル無し)でバイト連発!なんて事がよく有ります。
そのちょうどいい所が、『JTジッター(クリッカー)』だと思ってます。
エルフさんも、いろんな物を試して今は『JTジッター(クリッカー)』に落ち着いてます。
コレを、沖の深みにキャストして引いてきます。バイトが無くてもしばらく投げ続けます。
キャストも心持ちテンプラ気味で着水音を出した方がより効果的です。
自分は多い時で20投位はします。
沖の深みに居る奴が音(着水音等)に反応してシャローに上がって来るイメージで投げます。
(沖からシャローに引っ張って来る感じです。)
かけ上がりまで呼んで来れたら結構な確率でバイトを出せると思います。(フッキングするかどうかは別ですが...)
大体、カケ上がり付近かピックアップ寸前にバイトが出る事が多いです。
自分は、先行者が叩いた後なんかはよくこの釣り方をします。
気の短くない方は是非一度お試しを!
※注
上記はあくまでも、エルフさんの主観に因るものです。
思い通りの結果が出なくても知ったこっちゃ有りません。
さてさて、釣行記に戻ります。
そんな感じで(どんな感じ?)本日、Goodシチュエーションとは裏腹にノ〜バイト。
上記の方法にシフトした訳ですが、20投超えた辺りからポツポツバイトが出てきました。
しかし、いかんせん足場が高く&悪く抜き上げ時にかなりの好確率でポロリ...(泣)
スピニングタックルゆえ、フッキングがイマイチ甘いのかと思い4発目のバイトの時にいつも以上の勢いで1発追い合わせを入れてみました。
その瞬間、フックが外れてものすごい勢いでジッターが顔面に向かって飛んできました!
(以下、皆さんの脳内シアターにてスロー再生で御想像ください。)
しかし、そこは少しも慌てる事無くテクニカルに紙一重でよけるんですよ!
そう!丁度『ジョーvs力石』の最終クロスカウンターのシーンの様に...
『鉄壁のディフェンスを誇る男』
と呼ばれてるエルフさんですからね。いや、そんな事全然言われてないんですが、勢いよく飛んで来るジッターをツラの皮一枚でかわすんですよ!
ジッターはそのまま後ろに飛んで行って、エルフさんの頬にはまるでカミソリで切られた様な傷跡が残り、一筋の血が...
まさに、紙一重!
端から見たら、まるでジッターがエルフさんの顔をすり抜けた様に見えたに違いない!
『エルフさんステキ!今なら抱かれてもいいかも!』
そんな、Girlsの黄色い声を想像しながらすっ飛んで来るジッターに向かって意識を集中します!
ブッスリ!
....。
....。
痛ひ...(泣)
見事にフッキング!
しかも、唇の横の内側にJust Hooking!
なかなか思い通りに行かないのは、エルフさんの恋愛人生と一緒です。(大泣)
一瞬の出来事に、ロッドを握りしめたまま口の横にJTジッターぶら下げてしばし呆然...
鯰を釣りに来て自分を釣るとは此れ如何に!
バーブレスでよかった...(泣)
一気に戦意喪失で、しばし休憩(泣)
その後、験直しにポイントチェンジ!
ココで、ようやく本日の初物ゲット!
まあまあサイズの『58cm』
飽きない程度にバイトが有る中、移動しながらその先の止水域で着水バイト!
(着水バイトってさ、ビックリするけど楽しさ半減だよね...)
ここは、足場が1.5m位あって一気に抜き上げなければなりません。
バレる前に一気に抜き上げようとした瞬間、結構な重さを手元に感じる。
『ヤバイ...折れっかも...』
ホワッチャーッ!
抜き上げ成功!
意外と折れなかった。(喜)
ブリッブリの『65cm』
70あると思ったんだけどな〜...
その後、鯰寄せ釣法(笑)で『55cm』を追加!
そして、最後にデブ『65cm』をもう1本追加して本日終〜了!
ヒャヒャヒャ!今夜は楽しかったぜ〜!
<タックル>
ロッド:アピア/風神丸 BS69ML-S
リール:SHIMANO/TWINPOWER C3000(旧)
ライン:津波ルアーズ/Super Swanky 8本撚り50lb
ルアー:アーボガスト/ジッターバグ5/8oz(~NIGHT WALKER~チューン)
JTジッターバグ5/8oz『ボーン素材』(~NIGHT WALKER~チューン)